未治療多発性骨髄腫にたいするDLd療法(Daratumumab plus Lenalidomide and Dexamethasone for Untreated Myeloma)
Summary 背景 レナリドミド+デキサメタゾンは新規に診断された移植非適応の多発性骨髄腫に対してスタンダードな治療である。今回、ダラツムマブを追加することで病状の進行や死亡のリスクを減らすことができるかどうかを検討し…
血液内科専攻/よんだ論文まとめてる
Summary 背景 レナリドミド+デキサメタゾンは新規に診断された移植非適応の多発性骨髄腫に対してスタンダードな治療である。今回、ダラツムマブを追加することで病状の進行や死亡のリスクを減らすことができるかどうかを検討し…
DYSPLASIAはギリシャ語で「異なる形態」の意味である。病理学者は通常と異なった臓器と組織に対して使われた。 1982年、骨髄の異形がFrench-American-British(FAB)グループは、白血病の前状態…
Summary 背景 ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン療法(VRd)は初診の多発性骨髄腫の治療としてスタンダードなものである。カルフィルゾミブは次世代のプロテアソーム阻害薬であり、レナリドミドとデキサメタゾンと…
Summary 節外性NK/T細胞リンパ腫は頻度の少ないアグレッシブリンパ腫であり、予後はpoorである。標準治療はいまだ明らかではない。新しいレジメンであるSMILE(デキサメタゾン、メソトレキセート、イホスファミド、…
abstract 背景:移植非適応の再発難治例のDLBCLは予後不良であり、治療選択肢もほとんどなかった。tafasitamabはFcエンハンスしたヒト抗CD19モノクローナル抗体であり、再発難治のDLBCLにprecl…
Abstract 背景 縦隔原発大細胞型B細胞性リンパ腫(PMBL)はDLBCLのサブタイプの一つであり、nodular sclerosing Hodgkin’s lymphoma によく似る。若い患者に多く…
Abstract 多発性骨髄腫の移植非適応の症例に対して、効果と副作用のバランスのよいレジメンを検討した。今回の研究では、用量調整したレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン療法(VRD lite)を評価し、35日サイ…
Abstract 目的 多発性骨髄腫の患者において、地固め療法や維持療法は深い寛解を得ることができるが、最も最適なレジメンは現在検討されている最中である。ボルテゾミブとレナリドミドとデキサメタゾンの併用療法(VRD)は、…
これまでの背景 BCL-2阻害薬 BCL-2蛋白がCLLに強く発現し、アポトーシスを阻害している。ベネトクラクス(Venetoclax)は経口のBCL-2阻害薬であり、再発難治性のdel(17p)変異のあるCLLに対して…
キャッスルマン病の歴史 キャッスルマン病はその特徴から4つの疾患群に分けられる。 1950年代にベンジャミン・キャッスルマンが、縦隔リンパ節腫大をキャッスルマン病と記載したのがはじまり。 1980年代にはキャッスルマン病…